西日本健康美by秋山加津美


講評 JBBF2級審査員 秋山加津美

ショートクラス
第一位 水野文江
しなやかな女性らしさが表現されていました。
作り笑顔等ではなく、心からの笑顔は、健康美の優勝者に相応しいと思います。
特に、ビキニラウンドの立ち姿は、綺麗でした。


第二位  太田美貴子
気品を感じさせる舞台での立ち振る舞いは、見る人を引きつけます。
特に、決勝の演技は流石でした。


第三位 谷川千奈美
日常生活、またトレーニングと、ちゃんと身体を 使っているのがわかる、健康的な身体だと思いました。
それが、ビキニラウンドにも現れ、美しかったです。


トールクラス
第一位 杉浦能理子
ビキニラウンド、ワンピースラウンド、決勝すべてに、輝いていました。
笑顔も、水着も、ポーズも素敵でした。


第二位 神谷美由紀
艶やかな美しさは、見る人を惹きつけます。
それは、誰にも出せるものではないでから。
内面からにじみ出る美しさは、素晴らしいと思います。


第三位 深田 真未
舞台に立った姿は、大変美しく、見る人を魅了しました。
ただ、緊張からか、肩に力が入って、ポーズに硬さが見られ残念でした。

西日本女子by秋山加津美


講評 JBBF2級審査員 秋山加津美

第一位 加藤文子
素晴らしいコンディションだと思います。
ポーズ練習は、規定も良く練習されていて、加藤選手の意欲が感じられました。
またフリーポーズは 、選曲、ポーズの構成共に、個性的で、記憶に残るポーズでした。


第二位 岩本京美
肩の大きな選手で、リラックスポーズは、とても目立ちました。
トレーニング、減量、ポーズ練習を、真剣に取り組んだ結果、素晴らしい身体を手に入れたと思います。


第三位 山田純子
日々、一生懸命にトレーニングに取り組んでいるのが、身体に表れてると思います。
これからも、更なる進化を目指してください。

西日本男子by山田頼一


講評  JBBF1級審査員  山田賴一

今回の西日本男子は、34名の出場選手を迎え、熱き戦いがステージ場で行われた。愛知県勢は、決勝進出者12名中5名を占め、レベルの高さを示す大会となった。東海勢では、三重県の椿選手も決勝に進出し、東海勢で6名の決勝進出者を占めることとなった。



優勝 浅野喜久男
NO6 浅野喜久男選手・・・筋量・カット共過去最高の体を見せた。特に、上体の充実度は特筆だった。サイドチェストで見せる胸の厚み・バックポーズでの背中の広がり、凹凸感は、他を寄せ付けなかった。日本クラス別選手権での活躍が楽しみである。


2位 小田敏郎
NO15小田敏郎選手・・・重量感を感じる選手である。全選手中、最も下半身が充実していた。上体の筋量も確実に増し、上下のバランスも整ってきている。今回は、腕の筋量の充実を感じた。浅野選手と共に、日本クラス別選手権での活躍が楽しみな選手である。


3位 井上博樹
NO17井上博樹選手・・・大阪、期待の若手登場!荒削りだが、とてもバルキーな体をしていた。ややソフトな仕上がりだったが、今後の活躍が最も期待される選手の一人である。


4位 北原 誠
NO21北原誠選手・・・全選手中、最もカットが鋭く、全身ストリエーションの嵐だった。バルク重視の選手が多かった中、全身すみずみまで刻み込まれたカットは圧巻だった。まさに、バリバリの切れ味を見せた。


5位 松尾幸作
NO9 松尾幸作選手・・・ウエストが細く、上下のバランスが整っていた。特に、大腿四頭筋の外側への張り出しは素晴らしかった。愛知県期待の若手の登場である。今後の活躍が楽しみである。


6位 平野貴己
NO28平野貴己選手・・・肩幅が広く、上下共に充実した体を見せていた。バックダブルバイで見せる背中の凹凸感は素晴らしかった。ややソフトの仕上がりだったので、調整を進めることで、さらに上位に進める可能性大である。

決勝進出で、目を引いたのは
NO4 岩尾佳毅選手・・・リラックスポーズで上下のバランスの良さをアピールできた。フロントダブルバイで見せるポーズは、きれいなアウトラインを見せ、目を引いた。ややソフトな仕上がりだったので、絞り込むことでさらに上位に進出できると感じた。

NO20猿山直史選手・・・進化し続ける48才!ベテラン健在を見せた。とても張りのある体だった。落ち着いたポージングは若手選手の見本である。

NO27森正樹・・・アウトシルエットが良く、上下のバランスが整っていた。重量感を感じる体を見せた。胸部をさらに充実させることでさらに上位に進出できると感じた。

NO31東孝宗選手・・・スケールの大きな選手である。特に肩の大きさは圧巻だった。さらに大腿部を充実させることで、上位に進めると感じた。

<最後に>
ボデビルは、過酷な個人競技である。しかし、そこには家族・ジムの仲間・職場の同僚の支えがいつもあることを、表彰式の後選手全員が強く感じたことであろう。今後も、全選手の活躍を期待したい。

愛知男子

24名から12名へのピックアップは比較的スムーズに見えたが
その後の順位付けは苦労したようだ
本命不在の接戦であるが
やはり、盛り上がる



予選で上位のコールはかなり接近した評価を伺わせる
目立ったのは、松尾、仲村、平野、細江の調子も上々だ
繰り返される比較に、審査員の苦労を感じる




バランスと脚で今年の愛知を制したのは 松尾
全身よく仕上がっており、ポーズもポイントを心得ている
強いて言えばダブルバイでやや肘の位置が低いか

2位 仲村は脚、外側への膨らみで松尾に届かなかったか
だが、上体には厚みがあり来年が楽しみだ


3位 細江、今回は胸が張っており迫力があった
この老人、噂によると、年を若くごまかしているとか(笑)
年齢を全く感じさせないコンディションだ


表彰台に届かなかった4位から6位でも、差は僅か
当日のコンディション作りが差となったように見える

今回、きっちりと仕上げた平野
バルキーなだけに仕上がりで差が出る

小柄ながら、密度の高い宮木 今回は膨らみが少なく感じたが、バランスは良い

相変わらず、バルク十分な広川
気合いの入ったポーズだった


上位6人と7位以下には、かなり差があると感じた
来年、この差を詰めて、誰が上に行くのか










今大会の特別賞
ベストポーザー 松尾
モストマスキュラー 広川
モストポピュラー 彦坂

愛知女子

4名と寂しい人数だが、並んだ時点で
小柄ながらバルキーで腕、肩が良い山田と、全身良くカットの出ている加藤の争いとなる




カットと脚の仕上がりで、加藤が逃げ切り
初出場の藤井がベテラン彦坂を押さえ3位に入った



東海大会

久々に登場した加藤昌平だが
皮膚の薄さが尋常ではない、鋭くし上がっており、
これぞカット! と言わんばかりに迫力ある体で優勝をさらった





女子は山田純子
小柄ながら、バルキーな体、上半身の密度が高く、こちらも優勝

ジャパンオープン2


12位の小田
入賞常連となって来たが、さらに上位が欲しいところ

女子では、9位 種村、 10位 岩本 と2名が好成績


2人とも、コンディションも良い
惜しいのは、ポーズである
落ち着いていて旨いのだが、アピールに欠けているように思う
ほんの少しの工夫で、もっと上位に上がれる


今回、行われたボディフィットネスでは
2位 伊藤、5位 谷川、10位 水野 と3名の入賞

ジャパンオープン1

ジャパンオープン男子
まずは、浅野選手
5位に入り、存在をアピールした

上位との比較でも、筋密度は負けていない

むしろバックなどは、勝っていると思う



さすがに、上位は武器と個性が揃っており、力強い
そんな中での5位は立派である

70kg超級

迫力では、このクラス
プロポーションと完成度で多治見、バルクで平山の戦い


接戦を制したのは、多治見 マスターズに続いての勝利
勝因は、バランスと見せ方のうまいポーズ


僅かに届かなかった2位平山、筋肉の迫力は一番だが、まだ調整途中の感じか、ポーズのぎこちなさも経験で上げて欲しい


3位山田 上位2人には差を付けられたが、全員が仕上がった状態で並べば面白い戦いになる
愛知大会が楽しみだ

70kg級

このクラスもパーフェクトスコア
まだ仕上がりに余裕がありながら、バルクと密度で仲村が圧倒した
脚も上体について来ておりさらにインプルーブしたようだ


優勝 仲村


2位小池は手足が長くプロポーションタイプ、必要な筋量がつけばもう一クラス上で活躍出来そうだ


3位 ベテランの小野田
脚が弱いが仕上がりが良く表彰台獲得

65kg級

このクラスの予選は混戦だったようだ
上位4名に得点差がそれほど無く決勝での勝負となる

結果は優勝 彦坂

バランス良く発達した筋肉で混戦から抜け出した
惜しいのは、ポーズの途中、僧坊に力が入り過ぎ肩甲骨を立ててしまう、
それに続く広げるポーズでも、そのままになり、広がりを出せない事だ
練習して直して欲しい

2位加納は骨折からの復帰直後だとか、その分甘さが残ったか?

3位真田は仕上がりが良い、ポーズに前傾し過ぎなどクセがあり損をしている
これも直して上を目指したい

60kg級


このクラスは、ラインアップの時点で勝負ありと感じた

ベテラン竹村が、とにかく凄い、良くここまで絞ったと言う感じで飛び抜けている
密度と筋量があり、この仕上がりでは完勝だ



2位の久保山も良くし上がっていたが、バルクで竹村には届かない
上体の厚みが欲しいところだ

3位伊藤は良いフレームを持っている、若干甘めだったが、先の楽しみな選手だ

ミス愛知健康美

華のあるこのカテゴリー
愛知では、エントリーし易いように工夫し、フィットネス系やボディビルと違う方向を目指す。






優勝した水野選手、失礼な言い方だが、年齢を感じさせないプロポーションだ、特に腰から脚へのラインが良い、
平均した評価を集め初優勝


またしても2位の川島選手
プロポーションが武器だが、今回はアウトライン改善で筋量を増やしたので、痩せすぎないよう気をつけたとか、
その分すこしソフトに見えたか、


3位の冨田選手は、見せ方がうまい、ポーズのセンスが抜群である
フリーではトップを取っている
上位3名は非常に僅差であり、誰が優勝してもおかしくないスコアだった。

健康美のポージングはボディビルとは違い、動きが多いので、カメラマンも瞬間をとらえるのに苦労するそうだ。


チャレンジクラス

このカテゴリーもエントリーのハードルが低い事もあり盛況だ


混戦を予想したが、ポーズが進むと、上位2名がリードする
3位以下の順位が難しそうだ

優勝は横山、バランス良く発達した体で、カットの良い2位久野をリード
筋量で差をわずかに広げた


細身ながら、バリバリの仕上がりで 國井が3位に入った
4位以下はかなり僅差の展開で、それぞれ長所/弱点があり、審査員も迷ったろう

マスターズ

マスターズは出場者も多く、上位は一般からの参戦でレベルが上がっている。

ピックアップで10名にしぼり、さらに決勝へは6名のみが進出出来る

予選で目を引いたのが、山田と多治見だ
バルクのある山田、バランスとプロポーションの良い多治見の戦いで優勝が決まるように見える


結果は優勝 多治見
持ち前のプロポーションをよく見せていた

2位 山田はまだ調整途中のようだ、後少し仕上がった状態で見たいバルクがある

3位 富岡は腕とカットが良いが、上位2名が高いレベルだったのでしかたない所か

やはり、最近の年寄り(笑)は生きがいい
4位以降の選手もマスターズのレベルの高さを感じただろう。

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