愛知県男子by水野直門

愛知男子 総評  水野 直門
エントリー43名、出場41名。予選通過12名。
例年以上に多数の出場者があり、常連であっても仕上がりの悪い選手は予選通過すら難しい激戦となった。
予選通過ラインも、上位争いも僅差の戦いであり、審査員泣かせの試合となった。
その中で、小林選手が年々順位を上げ、昨年の2位から、ついに念願の優勝を果たした。
カムバックから優勝した加藤選手や、50代で優勝した細江選手と同じく、40代での優勝は見事であると言わざるを得ない。
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優勝 小林計成
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ラインナップでは、相変わらずインパクトのある体で、上位争いでは一歩抜きん出ていた。バランスや仕上がりも良く、脚のキレや背中の広がりは目を引いたが、例年に比べると体の張りがやや少ない印象であった。

2位 Yamada Kenned Alex

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2位から5位までの選手は、特に僅差の混戦模様となった。
全体的にバルクとキレがあり、仕上がりも良い印象であった。

3位 越仮正敏

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例年のように絞りが良く、ハードな仕上がりが目を引いたが、ドライな感じで、体の張りが少ない印象であった。全体的なバルクアップ、特に下肢のバルクアップが課題か。

4位 伊藤智也

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全体的にバランスが良く、バルクもあるところから、今年も上位争いとなった。
体の欠点が少ない印象で、ポーズと仕上がりの改善で、更なる上位を目指したい。

5位 久野裕介

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筋量、バランスが良く、プロポーションの良さが際立っている。ポージングも迫力があり、更なるバルクアップと仕上がりに期待したい。

6位 櫻山雅浩

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仕上がりは良く、全体的にまとまっていたが、上位選手に比べるとやや目立たない印象であった。もう少し何かインパクトやアピールが欲しいところである。
pd

東海メンズフィジークby宮島 望

168㎝級

MP-168

一位 飯場圭

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メンズフィジークに必須であるアウトライン、ミッドセクションの充実度が秀逸で、張りのある肌の質感も合わさりオーバオールチャンピオンにふさわしいコンディションであった。強いて言えばもっと笑顔が欲しい。

二位 小林計成

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アウトラインの良さでは群を抜き、仕上がりも良かった。肌の質感にフィジーク選手らしい生気が感じられなかったのが惜しまれる。

三位 山中康平

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爽やかな笑顔とミッドセクションの充実度が目立った。肩、背のサイズアップで更にレベルアップして欲しい。

四位 水野雄希

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アウトライン、仕上がりのバランスが良かった。肩のサイズアップと胸郭の厚みが加わればレベルアップできると思う。

五位 鈴木俊正

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スキのない仕上がりとアウトラインも良かったが、表情が固かったのが残念だった。

六位 明利洋一

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アウトラインが良かったが、線の細さが目立ったので全体的にバルクアップして欲しい。


172㎝級

MP-172

一位 山本流聖

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サイズ感、仕上がりが素晴らしく、欠点が目立たないコンディションであった。クオーターターンでやや力んでいる感じがあったので、リラックス感を出せると良いと思う。

二位 宇野将平

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肩、背中の充実度が目を引いた。ミッドセクションの仕上がりを進めて更にレベルアップして欲しい。

三位 山田祐揮

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ミッドセクションの充実度、仕上がりが特によかった。肩幅、背中を広く見せるポージングを磨いてほしい。

四位 出口峻祐

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アウトラインが良かったので、ミッドセクションの充実度を改善すればフィジーク選手として活躍が期待できる。

五位 勝又健

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広い肩幅、細いウェストのアウトラインの良さが目を引いた。サイズアップと腹筋の力の入れ方を改善して欲しい。

六位 辻本稜貴

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バランスの良いコンディションであったが、アウトライン特に肩のサイズアップが求められる。



176㎝級

MP-176

一位 バッジョオラ

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爽やかな笑顔、サイズ感、肌の質感の良さに加えてヒップの高さが目を引いた。所作がぎこちない点を改善して更にレベルアップして欲しい。

二位 野中聡

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スキのない仕上がりとアウトラインも良かった。ポージングと表情が固かったので、より滑らかに表現できるようにポージングを磨いてほしい。 

三位 八木祐樹

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フィジーク選手らしいアウトライン、笑顔、ミッドセクションの充実度を備えているので、それぞれを更に高めて欲しい。


四位 鈴木昂太郎
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バランスが良く欠点が目立たないので、全体的なサイズアップに努めてほしい。

五位 高橋康佑

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ミッドセクションの充実度が目を引いた。胸肩背のサイズを増してレベルアップを目指してほしい。

六位 栗林健太

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アウトラインの良さが素晴らしい反面、ミッドセクションの弱さが目立った。


176㎝超級

MP+176
(この写真では4位と6位の位置が入れ替わっています。)

一位 濱口大輔

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アウトライン、ミッドセクシ、笑顔のバランスの良さが優勝につながった。肩のサイズアップを課題に更にレベルアップしてほしい。

二位 山崎尚信
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躍動感のある所作、サイズ感が目を引いた。仕上がりを厳しくすれば更に高いレベルでの活躍が期待できる。

三位 細野涼太

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アウトラインの良さが目立ったが、全体的なサイズアップによりレベルアップできると思う。

四位 水野秀治
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肌のハリ感、サイズ感に特徴があったが、ポージングにクセがあったので改善してほしい。

五位 疋田高将

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ミッドセクションの充実度が際立った。特に肩のサイズアップに努めてレベルアップしてほしい。

六位 喜津木怜志

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上体のサイズ感が良かった。ミッドセクションの充実と仕上がりを改善してほしい。


オーバーオール優勝
飯場 圭(右端)

MPオーバーオール

東海ボディフィットネスby廣田ゆみ

東海ミスボディフィットネス
ボディフィットネス競技は、筋肉で作られた女性らしいアウトラインが要求されます。フィットネスビキニに比べ普段からのハードトレーニングの積み重ねが勝敗を分けます。

ボディフィットネス


1位 大岩典子選手

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 50代から始めたにも関わらず、年々成長する姿に驚きを感じます。筋量的には少し劣るものの、それをカバーする美しいVシェイプ、自信に満ちた表情とステージングは優勝を確実なものにしました。


2位 神谷美由紀選手

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 プロポーション、筋量ともに恵まれているのですが、毎年甘さが残り、惜しいと感じる選手です。優勝を狙うには減量方法の見直しが必要かもしれません。減量幅を少なくし、食事内容を改善することで筋肉のハードさ、ハリが保てます。

3位 木村和美選手

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 細身ながらよく鍛えられた筋肉ですが、ボディフィットネスはボリュームのある脚が必要です。脚の強化に努めましょう。

4位徳田栄子選手

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 ポージング講習会の時には失礼ながら内心心配していましたが、50代で初めて減量してここまで仕上げたのは立派です。しかし若い人と違い、体重幅を持たせるとしわやたるみが出やすいですから、今後は出来るだけ減量幅を少なくしていきましょう。

5位 小林千明選手

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 産後8か月ほどで立派です。私も産後約半年で出場したことがありますが、恥ずかしいぐらい下半身がボテボテでした。よく頑張ったと思います。小柄ですが、一番ボディフィットネスらしい筋肉の質とアウトラインを持っています。子育てと両立して頑張ってほしいと思います。期待しています。

東海フィットネスビキニ by廣田ゆみ

講評
東海フィットネスビキニ
フィットネスビキニは各階級4名、5名、4名と均等に集まりましたが、理想としては各階級10名前後の出場数を目指したいですね。来年は県大会に出場した選手全員が東海大会に集ってもらいたいものです。

ビキニ -158

158cm以下級
1位 水谷麻由選手 

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このクラスの中で一番女性らしいアウトラインが評価されました。さらに上を目指すためには鍛えこみ、さらに引き締まった身体づくりが必要です。

2位 堀尾亜衣選手 

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 小柄ながら全体にバランスの取れたプロポーションが魅力です。よくシェイプされていますが、もう少し筋量をつけ、豊かさのあるボディラインを目指してほしいと思います。

3位 カワツロセメイレ選手

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 とてもお色気のある選手です。柔らかな動きが魅力的ですが、正面バックの時に肩を寄せてしまうので、広背筋を広げるトレーニングをすればグンと評価が上がります。

4位 星野利沙選手

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 三重県大会でのカラーリングが少し残っていて肌が汚くなってしまったのは気の毒でしたが、評価には影響はなかったと思います。課題はウォーキング、ポージングです。
自分の体を上手く表現しきれていないので惜しいと感じました。


ビキニ -163

163cm以下級

1位 山下春菜選手 

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7月の県大会でVシェイプの美しい選手という記憶が残っていましたが、今回もその持ち前のプロポーションはひときわ目立ちました。さらに鍛えこみ、オールジャパンでは少し身体に力強さをプラスさせて臨んでほしいと思います。

2位 北村真紀子選手 

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 県大会では震えてぎこちない動きが記憶に残っていた選手ですが、今回はその心配は無く、安心して見ることができました。優勝を目指すには胸の上部や肩にもう少し豊かさがほしいところ。

3位 鈴木麻未選手

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 とても愛らしい笑顔の素敵な選手です。広い肩幅はVシェイプを強調する上でとても武器になります。今回は3位でしたが、ウエスト周りをハードに仕上げさらにシェイプアップ出来れば優勝を狙える逸材です。

4位 宇佐美由華選手

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 女性らしい柔らかな雰囲気を感じる選手です。県大会の時よりさらにシェイプアップし、確かな進歩が感じられました。表彰台に届かず悔しい思いをしたと思います。下半身を重点的に引き締めることが上位への道です。

5位 足立奈実子選手

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 7月よりは引き締まった感じですが、まだまだウエストラインが課題、。とにかく落としきることを目標に頑張りましょう。


163cm超級

ビキニ +163

1位 小島啓子選手

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 昨年初めて見た時は、細身ながら腹筋がしっかり見え、ハードに鍛えられた身体ゆえにビキニ選手らしからぬ印象があったのですが、今年は自分の体形を研究したうえで広背筋の広げ方、しなやかな動きを身に着け、努力の跡がとても感じられました。今年のオールジャパンも楽しみにしています。

2位 植松 舞選手

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 細身ながらもしなやかな動きが好印象でした。もう少し胸の上部、肩の筋肉を豊かにし、メリハリのある身体を作りを目指せば存在感が増すと思います。

3位 吉田知佳選手

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 前のめりの姿勢が気になりました。フィットネスビキニのフロント&バックスタンスは数年前に比べてより自然にまっすぐ立つのが基本です。姿勢の改善で評価が上がります。

4位 溝口順子選手

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上半身は筋量アップ、下半身は引き締める努力が必要です。身体全体のバランス改善に努め、オフシーズンもウォーキングの練習をしていきましょう。
 
オーバーオール優勝
山下 春菜(中央)

ビキニ オーバーオール

愛知女子フィジークby西田晢之

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出場3名と少し寂しいカテゴリーとなった今回

布目 元子(3位)
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初出場で堂々としたステージング。聞くところによると、5ヶ月で12キロの減量に成功したとか…その努力とやる気は、我々も見習うべき点があるのではないだろうか。永ちゃんの曲に合わせたフリーポーズは
観客の掛け声を誘うほど盛り上がった。今後は更にステージングに磨きをかけ、益々輝いてほしい。


小池 英生(2位)
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バルク、バランス、プロポーションが抜群だった。やはり女子フィジークというカテゴリーとしては
もう一歩絞りがあれば良かったのではないだろうか。準優勝とはいえ、魅せるポージングは印象に残った。
2017日本マスターズ4位という実力、まだまだこんなもんじゃないと思うのは自分だけではないと思う。

彦坂 陽子(1位)
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このカテゴリの中で一番絞れていたし、自信に満ちたポージングに笑顔がプラスされて、これまで培った経験と、厳しいダイエットの末に、やり切った感じが表現されていたと思う。ご主人からも常に「アウトラインが大切!」とアドバイスを受けていたと言う。大会後、少し話しをさせて頂く機会があったが、どこかほっとされた様子で「白いごはんをどんぶりで食べたい」とつぶやいていた。その気持ちわかります。

クラシックby工藤修平

*165cm級
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今大会最多出場人数のこの階級を制したのは成長著しい中村選手でした。
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昨年から頭角を表して来た選手ですが今年は更なる成長を遂げこの階級絶対王者の彦坂選手を見事に封じ込めました。

全身バランス良く鍛え込まれ特に形良く発達した腹直筋は素晴らしかったです。



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さて、今回2位だった彦坂選手ですが 先の大会に主眼を置いているのかやや甘めの仕上がりに感じました。

しかしこれだけ実績を持つ選手だけに次回は完璧に仕上げて来る事でしょう。楽しみにしております。

3位、平田選手
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プレジャッジでは甘く感じましたが午後から盛り返して来ました。

相変わらずのアウトラインとフリーポーズの素晴らしさは見事でした。

あともう一段階の上の仕上がりが有ればいつ優勝してもおかしく無いと感じてます。

言うほど簡単ではない事は、選手として私も充分に理解しておりますが頑張って欲しいです。

4位、日高選手
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驚異の64歳としか言いようがありません!

全身岩の様な筋肉で特に脚部の充実度はこの階級一番の凄さでした。

ポージングによってやや肩が上がる癖があるので その部分を改善出来ればまだまだ上に行けると感じました。

5位、近藤選手
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チャレンジクラスとWエントリーの選手ですが仕上がりに関して言えば このクラス一番だったと感じました。

あとは如何にバルクを付けて行くかで来年以降も楽しみにしてます。

6位、西野選手
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弱冠26歳で並み居るベテラン勢を抑えての決勝進出は見事だと思います。
1つ1つの筋肉のセパレートがとても綺麗で 更にそれを上手くコントロール出来てました。
初々しいステージングもとても好感が持てました。





*168cm級

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今回、全階級を通じて仕上がりの良い選手は沢山見受けましたが、その中でも特に一番の仕上がりを感じたのがこの階級を制した西川選手でした。
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毎年素晴らしい仕上がりで出場されてますが、これまであと一歩の所で優勝を逃して来ました。

しかし今回は更に仕上げを詰めての優勝という事でお見事でした。

2位は千田選手。
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今回は2015年の愛知クラス別を制して以来の出来の良さを感じました。

特に下背部はストリエーションが浮かび上がる程のハードさでした。

全く違ったタイプの選手との優勝争いという事でとても評価の難しい1位、2位争いでした。

3位、竹下選手

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初めて見る選手で全く未知数でしたが公約通りの表彰台はお見事でした。

やや色が白く感じましたがとてもまとまりがありポージングもソツなくこなせてました。

仕上がりも良かったです。

4位、久保山選手
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久しぶりの出場でしたが、下半身を含めて全体的に大きくなっていてとても重量感を感じました。

しかしその反面、売りのカットの鋭さが若干薄れていたと感じました。

いつもの久保山選手とは少しイメージが違ってましたが個人的にはやや評価が低く感じました。

5位、柴田選手
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チャレンジクラスとのWエントリーでしたがベテラン選手の様な筋肉のキレと密度を感じました。

仕上がりも良く落ち着いてポーズを取れてましたが、もう少し見せ方を研究すれば更に良くなると思います。

6位、野下選手
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この選手もチャレンジクラスとのWエントリーでしたが、肩と腕のバルクと質感はとても良く感じました。

仕上がりも良かったのですが、特に脚が弱く感じられ、この部位の筋量アップの必然性を強く感じました。




*171cm級

今大会随一のハイレベルな階級で惜しくも入賞を逃した選手の中にも素晴らしい選手が何人も居てまさに審査員泣かせの階級でした。
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そんな中、優勝したのは藤枝選手。
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新鋭揃いの入賞者の中、ベテラン選手の強さをまざまざと見せ付けた感じでした。

元々色が白い事以外 特に弱点の少ない選手でしたが、今回は焼き込みもしっかり出来ていて更に前回より一回りの大きさを感じました。

更にベストポーザーを獲得した様に素晴らしいフリーポーズで会場を魅了してくれました。

2位、川口選手
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昨年2位の選手。今年は一回りのバルクアップを果たし、ポージングも向上し見事にインプールしての登場でした。

更に焼き込みもしっかり出来ていてとても肌の質感の良さを感じました。

しかし午後からやや張りが弱くなり調子が落ちた様に感じました。

優勝まであと一歩だったと感じます。

3位、辻本選手
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これぞクラシックボディビル!だと感じさせてくれたとても美しい身体の選手でした。

やや細く感じましたが、バランス、プロポーションが素晴らしく更にイケメン!

フリーポーズもとても洗礼されていてこの先とても楽しみな選手だと思います。

4位、金子選手
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前回も4位という事で足踏みした結果に見えますが、この選手もこの1年間でかなりインプールしたと感じました。

骨格、筋肉の付き方がとても素晴らしくこの先更に上の大会でも活躍出来る将来性の高さを感じました。

しかしフリーポーズにやや雑なところが出てとても勿体なく思いました。

5位、山下選手
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バリバリにキレた臀部、ハムストリングスのカットには思わず目を奪われました。

上体の筋肉は形も良くとても充実しており、その反面下半身の筋量にやや弱さを感じました。

少しずつでもこの部分を改善して来れば来年以降 とても楽しみな選手です。

6位、出口選手
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4位の金子選手同様この選手もとても将来性の高さを感じさせてくれました。

特にこの選手は客席、審査員席から更に良く見えるという強みを感じました。

いわゆる"舞台映え"というので、天性のものだと思います。

しかし今回はまだまだ幾分甘さが残ってました。

更に上に行くにはやはりもう一回りの仕上げは必然だと




*175cm級
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似たタイプ2名のバリバリ対決を制したのは、バルクと肌の焼き込みで勝る足立選手。
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初めて見る選手ですが、とてもバランス良く発達してました。

もう少しアウトライン全体を大きく出来れば更に上の大会を目指して行けると思います。

2位、永江選手
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仕上がりは寧ろ優勝した足立選手を上回っていたと思います。

自分の特徴を把握しての戦い方は充分に評価出来る結果だと思います。

足立選手同様、更なるバルクアップ諦めずに頑張って欲しいです。

3位は、上位2名とは全く違ったタイプの遠藤選手が入りました。
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この階級一番のバルクでしたがやや仕上がりが甘く感じられました。

更にポージングにも難が有り折角のバルクを生かしきれて無くとても勿体なく感じました。

改善出来れば充分優勝出来ると思います。

4位、畔柳選手

フレームも大きく筋量も密度も有るのですが、やや広がりに欠けて見えました。

その分、絞るポーズはとても迫力が有るのですが、広げるポーズに弱さを感じました。

身体の捻り方等を研究し広がりを表現出来れば更に良くなると思います。

5位、加藤選手
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とても安定したポージングが出来てました。

アウトラインの良さはこの階級一番だったと思います。

頸部がやや細くその分重量感に欠けて見えました。

6位、杉山選手
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初出場ながらベテラン勢を抑えての入賞は素晴らしいと思います。

バックポーズでの背中のコントロールに難が有りかなり損をしてると思うので是非改善して欲しいと思います。

*175cm超級

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参加人数こそ少ないものの なかなか粒ぞろいで見応え充分だったこの階級を制したのは昨年2位のヤマダ ケネジ アレックス選手。
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前評判の高さ通りの圧勝でした。

筋量、カットの深さ、そしてポージングとどれも完璧でした。

見方に寄ってはやや仕上がりが弱く感じる部分も見受けられましたが それをも吹き飛ばすバルクの勝利でした。

1ヶ月後がとても楽しみです。

2位、長田選手
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腹直筋の形、深み、背中の厚みとケネジ選手を上回っていた部分も有りました。

しかしその背中に関して厚みは充分なのですが やや広がりに欠ける部分が有るのでポージング等を研究し、更に下半身の強化が出来れば更に上の大会でも充分活躍出来ると思います。

3位、太田選手
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仕上がり、肌の焼き込みと鬼気迫る物を感じました。

出場全選手中一番の長身で、見方に寄れば細く見られがちなところを渾身の仕上がりで見事にカバー出来ており逆にとても大きく感じました。

フリーポーズもクラシカルなポーズを沢山取り入れて全選手中一番最後の締めをきっちり果たしてくれました。

4位、田端選手
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田端選手もきっちり仕上げて来てました。

特に脚は太さ、キレと申し分ない出来でしたが、その分時々何かの拍子にカットが消えてたのがとても気になりました。

長い時間でのマッスルコントロールが出来れば更に良くなると感じます。

5位、廣澤選手
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とても気合いが入っていて、それが身体全体に満ち溢れて 独特の雰囲気を醸し出していました。

ややリラックスポーズ時の力みが気になりましたが筋量、筋密度と供に充実しておりスケールの大きさも感じました。

6位、古山選手
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スケールが有り、バランスも良いだけに、来年以降はあと少しの仕上がりが必要だと感じました。

口で言うほど簡単な作業では無い事は充分に承知してますが、諦めずに頑張って欲しいと思います。

チャレンジクラスby武藤恭子

昨今のフィットネスブームを反映してか、チャレンジクラス史上最多の出場者数となりました。

しかし その反面、全体的に
仕上がりが甘かったと思います。


さて、そんな中、優勝は 弱冠20歳の都築 悠真選手!
非常にバルクに秀でた選手で、特に肩と大腿四頭筋の外への張り出し、及び、僧帽筋の発達は 目を見張る物がありました。
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しかし、ダブルエントリーでの クラシック165㎝級の検量失格は 、今後の反省点として心に留めて欲しいと思います。

2位、竹下隆之選手
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素晴らしいアウトラインとバランスを兼ね備えており、スコアほど1位の選手との差はなかったと思います。

3位 廣澤 正道選手
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とても 野性味溢れるパフォーマンスで 会場を沸かせてくれました。しかし、やや力みが目立ち ポージングのバランスを崩されていたかと思われます。

4位 柴田 基博選手
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キレと筋密度を前面に押し出し、しっかり 仕上がってました。

5位 谷 一樹選手
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やや、広がりに欠けるものの
とてもバランスの良い身体をしておりポージングもしっかり出来てました。

6位 イ ニョマン ブディアサ選手
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腹筋と脚のカットが良く出せてました。フリーポーズも含め、
心からステージを楽しんでる姿が印象的でした。

7位 松本 英将選手
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今回40キロ近くの減量をされたそうで、とても頑張られたと思います。特に脚は全体的にハードに仕上がっていたと思います。

8位 近藤 安弘選手
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仕上がりの良さが 一際目立っていました。しかしステージングに 控えめな所があり、勿体無く感じられました。

9位 野下 義信選手
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仕上がりと上半身の形の良さはなかなかの物でした。
課題は脚のバルクアップだと思います。

10位 野田 一賢選手
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全選手中、最年少ながら
この激戦区の中での入賞は
素晴らしいと思います。肩及び脚の発達が目立ち、更に身体全体のアウトラインがとても充実していました。

11位 角野僚佑選手
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脚はバルクもあり 縫工筋まで
綺麗に出せてました。
今後の課題として、上半身の充実は欠かせないところです。

12位 有馬 究一選手
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去年は あと一歩と言う所で 入賞を逃しましたが、見事に盛り返しました。
特に肩を含めた上半身の発達が目立ってました。

2018フィットネスビキニ by安井友梨


第一回愛知県フィットネスビキニの栄冠を手にするため、美しい選手たちが熱い闘いを繰り広げました。

フィットネスビキニは、「鍛え上げた体の健康的な美しさ」と「華やかで優雅な女性らしいステージ」審査においては、その全てのトータルパッケージを競う競技であります。

出場者は、10名。
まず驚いたのが、全員のステージングのレベルが高いこと。


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予選審査では、Lウォーク、規定のクウォーターターンで、筋肉やVシェイプ、女性らしい雰囲気ステージ、ウエスト周りのハードな仕上がり、髪の艶、肌の質感、表情、華やかな振る舞いなどを表現していかないといけない。均整の取れたプロポーション、顔の美しさ、全体の美しさが光る9番山下選手、1番堀尾選手の2名がが、群を抜いて目を惹いている。

この2人に続いて、北村選手、宇佐美選手が、しっかりした体の作り、仕上がり、一つ一つの筋肉の鍛えた様子やパフォーマンスで続いている。

決勝のステージは、昨年のTウォークは廃止になり、予選審査と同じLウォーク、クウォーターターン、スリーステップフォワードでパフォーマンスをしていきます。

若く有望な選手が非常に出てきたと感じました。
トップ3の選手は、ベストフィジーク賞を受賞した北村選手。筋肉量や仕上がりからすれば優勝候補に違いないし、オールジャパンのようなステージでは、北村選手が一番高い評価を受ける可能性もある。かなり緊張していたのか、震えが目立ち、優雅なステージとはいかずステージパフォーマンスの評価が低く、3位という結果。
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2位は、堀尾選手。
仕上がりもよく、女性らしいラインや美しさ、特に下半身はとても良いと感じた。上半身を鍛え発達させることが必要とされる。
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1位は、山下春奈選手。
プロポーションと整ったボディラインの美しさが光り、ビキニらしい細いウエスト、手足の長さ、ステージではしっかりアピール出来ていた。
ハリのある体づくり、メリハリのあるシェイプ、アウトラインの良さ、ルックスのよさ、体の綺麗さはダントツであった。
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4位 宇佐美百華選手
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5位上村理沙選手
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6位 北村章子選手
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審査されるのは、ルックス全体、トータルパッケージの美しさであるが、特に重要なのは丸くてハリのある上がったヒップ、メリハリのあるウエスト周りのシェイプ、若々しさや顔の良さ、しなかやで女性らしい、カービーなラインを表現しているかどうか。

ビキニ競技は、日本国内にも人気が高まりコンテストで活躍する選手のレベルが上がってきていて、大変楽しみです。

安井友梨
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