山田幸浩by浅野喜久男




Q トレーニング暦は何年ですか?
A 競技としてのトレーニング暦は9年です。

Q その前にトレーニングを愛知でされていたようですが?
A インストラクターをしていましたので、その為のトレーニングとして4年程やってましたが、今思えば現在のトレーニングとは程遠い内容でした。

Q いつ頃から大会を意識したトレーニングになっていったのでしょうか?
A 2005年の日本クラス別に出場するために、2003年辺りから本格的に取り組みました。

Q 現在トレーニングは週何日されていますか? 
A 基本週5日ですが、予定どおり出来ないことも多いです。

Q 出来ないときは翌週に流れることもあるのですか?
A そういう時でも、僅かな時間を確保して翌週には持ち越さないようにしています。

Q 1パーツは1週間に1回ですか?
A はい、1回です。

Q 仕事の都合でトレーニング時間も十分に取れないときもあるようですが、短いときのトレーニング時間はどれくらいですか?
A 30分ぐらいの時もあります。

Q 30分で大筋郡の時もあるのですか?
A はい、あります!1種目、いけても2種目です。

Q そういう時のトレーニングは、インターバルは短くするのですか?
A というよりディセンディングやレストポーズやコンパウンドなど色々駆使しながら1セットでパッと終わらないよう、コンパクトに瞬間的強度の高いセットにするようにしています。

Q トレーニングのテーマとか決めてるのですか?
A 大まかのテーマというのはあります。また、筋力の向上が筋量増加につながるので年間を通して筋力向上を念頭に置いています。ただ、その上でウエイトのコントロールが出来ていなくてはいけないと思いますので、筋肉の使いかたは気をつけています。 ただ中々そこが上手になっていかないのですが、それが逆にそれが面白みでもありますね。

Q 筋肉の使い方とは具体的にどういう事でしょうか?
A しっかり筋肉を使いきって乳酸を溜め込み、成長ホルモンを出すようなイメージです。

Q その上で重量とレップ増を目指すと思うのですが、その際注意している点は?
A フォームや意識は重視しており、それを崩して無理してあと1レップというような事はしません。

Q レップ狙いでフォームを崩さない理由は?
A 昨年も二頭筋を切りましたし、過去に何度か怪我もして、レップは増えたが反応は今ひとつだったりして良いことが少なかったような気がします。最近は若い時とは違い、腱や関節なんかが歪がでてきたというか以前とは違うような感覚があるので、特にコントロールする重要性を感じています。

Q 基本的なトレーニングに対する考え方はキャリアを重ねるごとに変化してきていますか?
A 固定観念はありませんので、新しいものを取り入れたりもします。あと毎年シーズンが終わったら、今のトレーニング継続するのか修正するのか見直すようにしています。

Q 最近、新たに発見した良い事はありますか?
A それがあれば、もっと変わってるんじゃないですか(笑) 難しいですよね。その難しさの奥に攻略する楽しさがあるように思います。

Q 山田さんにとっての課題は?
A 筋量はまだまだですので、筋肉量をもっともっと付けないといけませんね。

Q 具体的には、どの部位ですか?
A いや、もう部分的でなく全体にですね。

Q 山田さんといえば、三頭筋やハムストリングが素晴らしいですが何か特別なことはされていますか?
A いやぁ〜・・・ただ反応はすごく早いんですよね。トレーニングしている時の引っかかり具合も良いし外れないんですよね〜。

Q 外れなのは全稼働域においてもですか?
A はい、抜けたっていう感覚がまずないですね〜昔から。

Q なるほど。効きやすいのですね。
A はい、効きやすいです。

Q 逆にここは弱点で、それを克服したという部位はありますか?
A ん〜・・・全部頑張ってきたんですよね〜(笑)  

Q 苦手部位とかはありますか?
A そうですね〜・・・・全体的に苦労して来ましたけど〜・・・三頭やハム以外は感覚的に同じような感じで、特別効きにくいという部位はないですね〜。

Q 現在、コンテストでの目標は?
A それは特にないですね〜。少しでも身体を良くしたいだけです。身体が変化していけば、それに結果は伴ってくると思います。

Q 一緒にアジア大会に行きましたが、アジアで得られたものは何かありますか?
A 発見することは毎回あります。海外選手の直前での調整の仕方や戦い方など各国様々で参考になります。こういう大会で戦える身体をつくると言うのも大きな課題だと思います。ですけど全然戦えてないですけど(笑)。
 
Q いやいや。でも75k級は怪物でしたね〜
A そうなんですよね〜。それも行って見ないと解らないことなんですよね。最初はある程度の戦いになるのかな?と思ってたんですけど。そのつもりで階級も下げたんですけど、全然そんな事なかったですね。改めてトレーニング等見直しが必要なのかなと。

Q 山田さんにとってのアジア大会は重要視する大会ですか?
A もちろんそうですね!チャンスがあれば!ただ体調管理が大変ですよね〜(笑)

Q ですよね〜。全員何かしら病気になってしまいましたね(笑)
A 帰国してきてからのダメージが大きすぎて。国内で身体を崩すのとはワケが違いますよね! 普通こんなにならないですよね(笑)

Q ですよね〜。今は回復されましたか?
A ええ、だいぶ良くなりました。

Q 回復されたようで何よりです。今日は素晴らしいステージングありがとうございました。ミスター日本での活躍を楽しみにしてます!
A はい、どうもありがとうございました!




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