武田 智子選手


フィットネス界のプリンセス  愛知・東海ボディビル選手権大会ゲスト
武田智子選手へのインタビュー
                          取材:健康美 安藤淑子


 
            

安藤:5つ質問があります。一つ目ですが、8/3に行われた,09オールジャパンフィットネス選手権のパフォーマンスから、世界を意識した、洗練された印象を受けました。今後プロになられ、フィットネス、フィギュアオリンピアに挑戦されるわけですが、それまでのご予定をお聞かせください。
武田:プロになって、オリンピアに出場することが夢の夢だったのですが、まず10月半ばのイタリアでの世界大会で上位入賞することによりプロカードを得、その大会でオーバーオールで優勝することによりオリンピアへの出場権を得ることができます。
安藤:夢が現実化されてきていますね。
2つ目の質問です。武田選手はデビュー以来、常にトップを走り続けていらっしゃいますが、トップでい続けるプレッシャーや、秘訣、心構え、座右の銘や、緊張をほぐす方法など教えていただけますか?緊張なんてされないですよね、向かうところ敵なしですから。
武田:いえぇ、ぎりぎりのところにいますからねぇ。大会前には、モチベーションを上げる為に、イメージをよくしています。こういう身体になりたいというイメージで、トレーニングをします。減量中は、苦しいことが一杯ありますが、ステージに上がった時の自分、表彰台に上がった時の自分をイメージしています。
安藤:それは秘訣ですよね。イメージの力って、かなり大きいですか?
武田:大きいです。私は今までイメージしたことが、そのまま実現してきています。
安藤:悪いイメージを持つと、そうなるのじゃないかなあって方向にいくのですか?
武田:悪いイメージは持ったことがないです。イメージを持てば絶対それに近付いていけるし頑張れますし。
安藤:それは、競技にかかわらず、全てのことに関してそういうイメージの持ち方をされるのですか?
武田:はい、だいたいひらめきとイメージとで。
安藤:ご主人ともなにかひらめきとイメージとで?
武田:(笑い)はい、私の直感で。
安藤:なるほど。(笑い) 分かりました。では、緊張はされないということですよね?
武田:最初2、3年はすごく楽しんで競技をしていましたが、4、5年目は緊張がありました。
安藤:それはなぜですか?
武田:国内で二回三回優勝すれば五回六回優勝しなくてはならない、国際大会でも優勝しなければならない、そして、年々国内のレベルも上がってきていますからねぇ。

安藤:女王といえども油断はできない、ということですね、なるほど。
三つ目の質問ですが、毎年素晴らしいパフォーマンスをされますが、どのように練習されるのですか?ご自身で振り付けをされるのですか?

武田:振り付けは、ダンスの先生に毎年頼んで、今年はチアダンスの先生にお願いしました。子供の頃の体操競技の感覚が残っていますので、ダンスの練習は大会の半年前から開始します。練習は毎日しますが、怪我の心配もありますので、集中力が維持できるところまで、30分程度、割合はトレーニング重視です。

安藤:ご自慢のヒップをお持ちですが、黒人の短距離走者のようなヒップを作るヒントをなにか教えていただけたら幸いです。
武田:私がトレーニングを始めたきっかけは、黒人のようなピッと引き締まったヒップが欲しくて始めたのですが、スクワットをする時は、そのようなヒップをイメージして、お尻をよく使うようにしてします。種目はスクワットをたくさんします。重量は、膝と腰があまり強くないので、軽めの重量で、40キロで始めてマックス60キロで終わります。
安藤:それで、関節の細い、メリハリのある、プロポーションのよい身体が作られるわけですね。
4つめの質問ですが、ご結婚をされて、より美しく、自信に輝かれているようにお見受けしますが、何か心境の変化や生活、トレーニングなどに変化などございましたか?ご主人のアドバイスなど、ございますか?
武田:そうですね。メンタル面ではすごくサポートしていただいています。減量になると、私も弱いので、弱音をはくと、上へ上へ一所懸命引き上げてくれます。
安藤:それはいいですね、ボディビルダーだからこそのヘルプですよね。ご主人の今後のご予定は来年のジャパンオープンあたりからですか?
武田:そうです。


            

安藤:最後の質問になります。愛知県、東海地方のフィットネスを志す女性に何かメッセージをいただけますか?どうすれば上位にいけるか、また、この競技を愛してもらうために、メッセージを頂けると幸いです。アクロバティックなパフォーマンスのフィットネス競技は、できる方が限られていますし、ボディフィットネスも、かなりの筋量が必要で、その両方で連勝されているチャンピオンから是非メッセージを頂きたいです。
武田:そうですね、ボディイメージかなぁ・・・。なりたい自分をイメージしながら、トレーニング、生活、楽しいじゃないですか、イメージしながら、輝けるというのは。
安藤:武田さんのイメージされるモデルなんてあるのですか?アニメのキャラクターとか?ないですよね、ご自信のベストの状態をイメージされるわけですね。
武田:はい。(笑い)

安藤:その肩や脚もイメージでなったのですか?
武田:器械体操をやっていたので、もともと肩はいかっていたのですが、張った肩やふくらはぎはコンプレックスだったのですよ。この身体を生かせる競技に出会えて本当に良かったです。身体って、どうにでもなるじゃないですか。絶対自分の身体の中でいいところがあるから、それを生かしていってほしいです。
安藤:なるほど、いいお言葉ありがとうございました。

感想:単に好きだからとイメージもせずにトレーニングしていた安藤にとって、大変参考になるお話でした。又、ヒップも肩もふくらはぎもコンプレックスで、そこからトレーニング、競技へと進んでいかれた武田さんは、決して最初から私達からかけ離れた存在ではなく、努力とイメージ力で、全てをいい方向へ変えてこられた、そこに、武田智子選手の秘密があるのかもしれません。クヨクヨ悩まず、自分自身をもっともっと愛してほしい、そんなメッセージを受け取りました。これから大きく世界に飛び立っていってください!!大ファンになった安藤からのレポートでした。(*^。^*)

2009ミス愛知優勝 岩本京美選手とのツーショット

   
        

2009ミス愛知健康美優勝 伊藤志江選手とのツーショット

           

2007年度ミス21健康美オーバーオール優勝 安藤がレポートしました(*^_^*)
2009年度ミス21健康美大会160cm超級の動画が私のホームページで御覧になれます。ABBFホームページリンク先の安藤淑子のHPより。






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