木澤大祐選手by長谷川 渉

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ゲストシリーズ第 3 弾、最後を飾るのはご存じジュラシックこと木澤大佑選手。 昨年の日本選手権において自己最高位となる 2 位を獲得した木澤選手にトレーニングを始めたきっかけから最 近の取り組みまでインタビューさせて頂きました。


Q:トレーニングを始めたきっかけを教えてください。
A:15 歳のときです。
腕相撲を強くしたいとか、良い身体になりたいといったことがきっかけです。 何かのスポーツの補強ではなく、とにかく筋肉をつけたいという思いからでそれが今まで続いているという 感じです。
なので初めはボディビル競技にも特に興味はありませんでした。
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Q:では大会に出場するようになったきっかけは何ですか? A:現在の愛知県連盟理事長でもある井村さんにジムで出会い、大会に出てみろと言われたのがきっかけです。 初めは何もわからず食事は井村さんの食事内容が書かれた紙を参考にし、日焼けも井村さんに連れて行って もらっていました。
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Q:初めての大会の結果はどうでしたか?
A:18 歳で愛知県の新人戦に出場して 2 位になりました。
それがちょうど 30 年前、まさに今回のこの会場です。
翌年 19 歳で愛知県青年の部で 2 位、20 歳で愛知県一般の部で 3 位となりました。 それ以降愛知県の大会には出場していません。 初出場のときは何もわからず隣の選手を見ながらポーズをとっていたような状態でしたから 30 年経ってゲス トポーザーとしてここに戻ってこられたことはとても感慨深いです。
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Q:思い出の会場なのですね。 その後、全日本のトップレベルになるまでにはどのような過程があったのですか?
A:20 代前半の数年間は大会出場からは遠ざかっていました。
復活したのは 26 歳のとき、その年に東海大会で優勝しました。 その後はジャパンオープン・日本クラス別などに出場するようになりました。 ただこの頃は仕事が忙しく思うようにトレーニングできていませんでした。 転職してトレーニング環境が良くなった 29 歳のときジャパンオープンで優勝しました。 今では自分のジムを持ち、自分の好きなマシンを揃えているのでトレーニング環境はとても良いです。

Q:現在のトレーニングについて意識している点など教えてください。 A:今はケガもなく順調にトレーニングできています。 小さなケガは時々ありますが、ケガをしたときはできる種目だけを徹底してやる、重量を落としてねちっこ く効かせる等の徹底した対策をとって筋肉が落ちないようにし、ケガが治ったときにすぐまたしっかりトレ ーニングできるように備えます。 そもそも、もう扱う重量には伸び代がないので同じ重量でもいかに効かせるかというトレーニングの質を高 めることを意識しています。
それにより身体も良くなってきた実感があります。

Q:現在の分割を教えてください。
A:6 分割で大腿四頭筋・ハムとカーフ・胸・背中・肩・腕の順です。 特に変わった種目は行っておらず、基本的な種目をやり込む形です。
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Q:それでは最後に今後の目標を教えてください。
A:毎年、前年のコンディションを上回ることです。
順位的な目標は特にありません。 それよりも、この年齢になっても更に進化できるというところを見せていきたいと思います。 今若い選手がどんどん上に上がってきますが、若い選手が持っていない質感・密度感を更に高めていきたい と思います。
デビュー戦のステージに 30 年振りにゲストポーザーとして帰ってきた木澤選手。 年齢を感じさせない近年の活躍に今後の更なる躍進を期待したい。

安井友梨選手

愛知県ゲストシリーズ第2弾は女王 安井友梨選手
今回も本人に語っていただきます。

私の地元である愛知県においてこのような素晴らしい大会にお招きいただきまして、本当にありがとうございます。
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前回ゲストをやらせて頂いたのは、6年前の2016年、その前年のオールジャパンでビキニフィットネス初優勝し、お声がけをいただいたとき以来で、再び愛知県のステージで皆さまとお目にかかれるとはまさに感無量でございます。

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私がビキニ競技を始めたきっかけは、30歳を過ぎてもリバウンドを繰り返し、鏡に映る自分を見ることも嫌になり、これがラストチャンスだと、ダイエット目的でビキニフィットネスに挑戦したいと思ったからでした。それは今から8年前の20141130日、ここ名古屋で、柏木先生がやっているエクサイズトレーニングスタジアムでパーソナルを受けたことがすべての始まりでした。

そのときの柏木先生との出会いは強烈に覚えています。

初日のあいさつもするかしないかのうちに、ダイエット目的でビキニフィットネスに挑戦したいという初対面の私に向かって、急にスイッチが入ったかのように、「いい加減な気持ちでできるほど甘くない、優勝する覚悟を持って挑戦するなら、必ず優勝させてみせるから」とパッション全快の柏木先生。

一方、趣味はダイエット、特技はリバウンドだといつも言っていたこの私との温度差は天と地ほど違いました。それが、柏木先生に信じてついていった結果、10か月後に本当に日本一になれました。

皆さまのお支えによって、私一人では、決してつかめなかったものを手にさせていただきました。



昨年の世界選手権では、2位にまでならせていただきました、これもすべては皆さまのおかげにほかなりません。

柏木先生と二人三脚で歩き始めた「フィットネスビキニ優勝への道」ですが、日本一ではまだ終われません、世界一になり柏木先生に金メダルをかけることが先生とのゴールです。

名古屋の皆さんに育ててもらったから、今があります。

私のように、エクサイズから、ジュラシックから、名古屋にいて、身体も、心も、人生まで変わる。

そうゆう環境が名古屋にはあります。ビキニ大国愛知県へ。


そして今年こそは、皆さまとの約束通り、何としても世界一となり、世界選手権会場から日本にいる皆さまに君が代をお届けできますよう、命懸けでがんばってまいります。

皆さまも失敗を恐れず、一緒に一歩踏み出しましょう。

これからも皆さまと一緒に、『自分と未来は、変えられる』ことを証明させてください。

本日はこのようなすばらしい大会にお招きいただきまして、本当にありがとうございました。
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松尾幸作選手


今年のゲストは愛知県の選手を揃えた
松尾選手は北海道に転勤となったが、長年、愛知県で活躍し、
ゲストシリーズのトップを飾ってくれた
今年のゲストルームはゲスト本人による投稿をご紹介しようと思う。

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愛知県連盟 御中

~愛知県連盟ゲストの所感~


実は、県連盟主催大会でゲストを務めさせて頂いたのは今回が初でした!初ゲストが3月末まで10年在席した愛知県連盟だった事は、私にとって非常に思い入れが強いゲストとなりました。
ゲストの依頼を頂いてから半年をかけて、選曲や構成を色々考えた結果『愛知への感謝を伝える』というテーマに行きつきました。
私個人が考えるゲストポーズとは、順位発表までの盛り上げ役と選手へのモチベーションアップを担っていると思っております。
従って選曲も、オープニングでは壮大でスケールのある選曲、アンコールは軽快でアップテンポを選曲する事がセオリーだと思っていました。
しかし、それだと私がお伝えたい事が選手・観客に伝わらないと考え、アンコールは自分勝手ですがバラードを選曲させて頂きました。
今回選んだ曲(アンコール)は “ゆずの栄光の架橋“。私がボディビルダーとして一歩ずつ歩んできた様が歌詞とリンクし、共感出来た事が選曲の最大の理由でした。
 オープニングは大河の曲を使い、ゆったりとダイナミックで“魅せる”事を意識しポージングしました。アンコールはコロナ禍ではありましたが、少しでも近くで見て頂きたいとの思いで会場入口より入らせて頂きました。途中、感情が込み上げてしまい涙ぐむ(笑)場面もありましたが、無事に務める事が出来ました。
 念願のゲストを終え、次は自身の大会です。本年は8月の日本クラス別・10月の日本選手権と続きます。もちろん目標は高く持っておりますが、私が一貫して立てている目標は、昨年よりも少しでも良くする事。進化し続けられれば順位は自ずと付いてくると信じています。
 私は決して才能に恵まれた選手ではありません。そんな選手でも努力し続ける事で、上っていける事をこれからも証明したいと思っております。
同時に目標として挙げて頂けるような選手を目指し、これからも『夢は必ず叶う』事を信じ、ボディビルに取り組んで参ります。
 今回、このような機会を頂きました愛知連盟の皆様。暖かく見守って頂きました選手・観客の皆様。本当にありがとうございました。
現在は北海道在住ですが、元愛知県民としてこれからも応援宜しくお願い致します。

2021年日本選手権8位 松尾幸作

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