Vol.6 三ツ井裕之

記者

林 宏樹

「知識や経験、資格を生かし、より多くの方が健康になっていただけるよう、社会に貢献できたら、と思っています。そのために、将来は経営者になりたいです。」自分の将来を見据え、前進し続ける若者がいる。林宏樹、27歳。

 高校時代にまで遡る。友人の兄が目の前で50キロのベンチを10回上げた。「宏樹もやってみろよ。」小中学校時代は競泳の選手で、体力には自信があった。しかし・・・。1回も上がらない。負けず嫌いの林は自宅に危惧を買い込んでトレーニングはじめた。

 週5日のハードトレーニングに徹底した食事管理、加えて才能もあったのであろう、メキメキと頭角を現し、岐阜県ベンチプレス大会優勝、パワーリフティングジャパンオープン(ノーギア)82.5キロ級優勝など、数々の実績を残す。同時にNSCA-CPT(National Strength Conditioning Association-Certified Personal Trainer)、日本トレーニング指導者協会指導員、健康運動指導士などの資格も取得、現在は「ティップネス」でパーソナルトレーナーとして働いている。

177
cm、79kgにして体脂肪5パーセント、広い背中に太い腕、ボディビルダーとしても十分上位入賞が狙えるレベルにあるが、まだコンテストに出場したことはない。「ボディビルは見るのは好きですが、ボディビルダーの友人を見ていると、とても半端な気持ちでできるスポーツではないと思うのです。でも、興味はあります。いつか挑戦してみたい、という気持ちはあるのです・・・。」

「いつか」が現実になるとき、それは新しい愛知県チャンピオンの誕生であると私は確信している。

「トレーニーとして、またトレーナーとして多くの人との出会いの中で自分自身を向上させていくことができました。これからも常に向上する気持ちを忘れず、活躍していきたいと思っています。」
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